先の土曜日に作業が終わったステアリングギアボックス、実は取付前から気になっていたことがあります。
センタリング機構付きで自動的にセンターが決まってしまうのですが、それがステアリングの角度にして数度右に切ったようになってしまうことです。
これは今まで長年使用したセンタリング機構をはずしたものでは問題にはなりません。タイロッドで調整が可能です。
それがセンタリング機構を入れたものは、タイロッドの調整でハンドル上でセンターを強制的に取ると、センタリング機構の遊びがある右に、あるいは左に切った際のセンタリング機構の効き始めが右左一様で無くなることです。
この現象は、実は、何十年前に自分なりに掴んでいました。自分の車だけではと思ったものの、今回のOHでも結果は見事に同じであり (結果的にそれは日野の設計通りなのか!?) 、数十年前の悩みを引きづったと言う訳です。
そこで登場したのが、映像のステアリングです。これは日野のモノをバラして、センターがちゃんと出ない分だけ数度反対方向に振るようボスにハンドルを取付ける角度を新たな穴 (ナルディに対応) を加工して補正したものです。
今日、これを思い出し、昼の休み時間に取り付けて見ました。おそらくこれである程度のセンターを騙しながら出して、ハンドルを左右に切った際のセンタリング機構のフィーリングをナニュラルに出来ると期待します。もっとも何十年か前に対処しただけのことです。