ホンダR&Dの最新の技術論文 (Technical Review Vo;.29 No.1) の「シャシ締結構造体の小型化技術」によれば、表題のように2016年型シビック (グーグルの画像検索) のサスペンション部品の複数の締結部位に、ボルト、ブッシュなどの小型軽量化で、部位あたり約0.05kgの軽量効果、車両全体で約0.2kgの効果があったと成果が記述されています。
たかが200グラム/台ですがそこにはすばらいい考え&技術があることが分かります。それはマルチリンクでの構造の複雑さに伴うボルトなどの増加、そのボルトを従来のように10.9とかではなく、新たな技術での14.9あるいは16.9のボルトで小型化し、結果的に軽量化を、さらにチタンなどではなく世界どこでも使える様に通常のボルトであり、小さくもなりコストダウンにつながるという発想です。ボルトのみならずブッシュの同様になっています。何とも技術屋の意地を感ずる部分であり、そんなクルマを乗ってみたいと思わされるものです。
さて我がコンテツはと言えば、2013年型の制作の当初からアルミやチタンのボルト&ナットも適宜適用しました。
最近では画像のようなものです。この6ミリのアルミ製軽合金ナット&台座で6.2グラムです。これは今までの鉄製ですと9.5グラムでした。
今回、リヤ下のエアダクトのフラップのゴム板の取付に3個の使用です。ということは、トータルで約10グラムの軽量化です。コストダウンは無しで、むしろコストアップです。この様な部分が他に何十箇所かあります。微々たるものですが折をみて進め、楽しみたいと思います。