右の画像は、HaynesのBuild your own Sports Car,..and Race it!!、自分のスポーツカーは自分で作れ!それでレースをする、とでも解釈すればよい誠にファンスティックは書籍です。2000年に発売され、すぐに手にしました。
その内容は2013年型コンテツを製作 (リファービッシュ) する際に多く参考&確認のために参照させていただきました。
自分でシャシーなど鉄骨から作れますが、エンジンはそう簡単には行きません。そこで登場するのが市販のクルマ、すなわちドナーカー、あるいはコンプリートなエンジンを調達することになります。その参考情報の一つが、FordのKent Engineです。
先のCosworth YB同様に1960年近くの100万台以上生産された大衆車のFord Angliaのベースにしたものです。ブロックなどの基本設計が優れていたということでしょう。また、このエンジンもショートストロークであり、参照情報によると80.963mm x 48.412mmという超ショートストロークから発展、すなわちストロークを伸ばして排気量を増やすという製作設備のコストを抑える当時の手法でもあったようです。
このエンジンはいまではケーターハイム7などのクロスフロー (画像:グーグル検索) やBDR (画像:グーグル検索) などへと発展し、今日でのジムカーナなどでモダーンカーをも圧倒する最強のパワーをドライバーの技量をもって誇示していると考えます。つまり、今持って、これらのエンジンは進化を続けており、それを支援する市場がしっかりとしていることです。
(続く)
【参照情報】
- Ford Kent Engine (wiki)
- Cosworth (wiki)
- Ford Anglia 105E Engine
- Ford Kent Crossflow - Engine Tech (pdf)
- The Ford “Kent” Engine: Four Cylinder Domination since 1959
- Ford BDA
- 2015 Cosworth BDR 1700 Kit for 1979 Ford Escort Mk2 1600 Sport …
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