ここ数日、眠りにつく前にCARグラフィック 1971年6月号のRoad Test いすゞ ベレット GTRを興味深く、繰り返し読んでいます。
ベレットは日本車として例外的にステアリングがクイックで異例に速くコーナリングできて面白いと解説されています。それを可能にしているのがスイングアクスル (正確にはダイアゴナルスイングアクスルか) であり、それはこのクルマの基本的な弱点とも評しています。
そこにはそのドライビング方法が理論と共に詳細に記述され、基本的にはスイングアクスルの弱点を内蔵しているベレットでは、最悪の場合、転覆につながりやすいと締めくくっています。
さすが小林 章太郎さんの解説であり、原理原則を唱え、ジャッキアップ現象をもつクルマを真正面から読者にリポートしております。
今、思い出すこと一つ、70年代のとある会話、それはサラリーマン時代の会社の先輩が、ベレット (普通のセダン) の話になると急にもえて、あのクルマは絶対に乗ってなならないと!その理由は山道の下りで横転した!と、いうことでした。