先の “悩めるコンテツ・オーナーを訪ねて” で書いたオイルパンがヘドロ状態のGR100、その後、毎晩、眠れぬ夜、その中で考えるのが画像のように汚れたロッカーアーム&シャフト周辺です。
コンテツ現役時代でのオイル管理の悪い個体は数万キロなりを走行すればこのような状態でも不思議ではありません。このエンジンのオーナーの言葉によれば、「いくらも走ってない、2万キロ、イヤ、1万キロも走ってない」とのことです。
では何故こんなんにスラッジがあるのでしょうか?オイル交換をちゃんとしてなかったのか、それについては「ちゃんと交換していた」とのことです。
それでは、相当質の悪いオイルを使用していたのでしょうか?これについては判りません。
いずれにせよ、このGR100は、ロー/セカンドでホイールスピンを起こすほどトルクがあり、ピックアップも良いエンジンでした。フルバランスした一体のクランク/フライホイール&クラッチカバーでしたが、後にそれを無視して別なフライホイールに交換して乗っていたようです。
おそらくこのようなスープアップした (souped up) エンジンを楽しむにはそれなりのお作法が必要であったことと感じます。