二週間前、松戸図書館にある本を借りに寄った際にたまたま目についたのが表題のル・コルビュジェの愛したクルマ (岡田邦夫著) 、お借りして読ませていただきました。ここに登場する建築家 ル・コルビュジェ (Le Corbusier) 、クルマ ヴォアザン・ルミノーズ (Voisin Lumineuse) の知りませんでした。しかしル・コルビュジェの建築 (およぼその影響) は多く目にするもので (Fondation Le Corbusier) 、この書の内容は大いに刺激を得るものでした。著者もガレリア・アミカの方となるほど、その博識さは感動ものです。
読ませていただき、やはりフランスの文化はすごいなと、単なるクルマだけではない、あるいは単なる建築ではない、まさにパリの街の全体デザインを何世紀も重ねて、今日に至ってもそれを継続していることだと感じたことです。クルマづくりの背景には街づくりありというものです、それは単にエンジンがどうのシャーシーがなんどというものではありません。クルマ全体デザインの中には街、環境あらゆるものを考える文化があるのだと新ためて悟りしました。
たまたま少し前にフランスのダッソーシステムズ社のCEOとお話ししたり講演をお聴きする機会がありました。その内容はまさにクルマあるいはモノづくりと環境との調和であり、サステナビリティ (持続可能性) に基づいたものです。
この本は早速購入しました。また、書の中の建築物や建築博物館は機会あれば、実際に自分の目で見たいという新たな目標もできました。