当サイトオーナーの現車は、リノベーションとして、ブレーキフルードを伝統的なグリコールに変え、劣化と無縁なDOT5のシリコン系にしております (DOt5 Wikiを参照) 。
その理由は、グリコール系の特徴である吸湿性を嫌ったためです。それによりフルードの劣化 (DOT3よりDOT4、さらに現在最高性能のDOT5.1の方が劣化が速い) とブレーキ部品周りの漏らないまでの種辺のサビなどです。シリコン系はそれがありません。さらにグリーコル系の塗装へ大きなインパクトであります。シリコンは系無縁です。しかし、シリコン系は圧力を掛けた場合の収縮率がおよそ2%とグリコール系の0.2%に比べると大きく、一般的にはスポンジーと言われる弱みもあります。
実際に2008年以来、今は手元にはないコンテツに採用し、様々な勉強をさせていただき、さらに現車でも多くの勉強、すなわち経験をしております。結果的に、極限の走行はわかりませんが、何の不具合もなく利用しています。スポンジー感も感じるものでもありません。多くの仔細な気遣いは経験が必要であることは当然です。これは日本国内ではどこにも情報がないので自分でやって解を求めるだけです。日本ではシリコン系のネガティブな意見がネット上に多くあり、しかしおそらく何も自分で手を汚さず、風潮のみでの意見と分析します。
写真にあるようにエア抜きで出たフルードは再利用しております。当然ですが、細かい異物を避けるためにフィルター (写真はコーヒー用、これよりも天ぷら油を濾すフィルターの方がベスト) でクリーンアップして再利用しています。
環境対策と言うよりは高価なことが本当の理由です。以前、シリコンフルードを採用にあたって、世界のネットをチェックしたら再利用するオーナーが居たり、さらにシリコンフルードの回収&再生業社が居るとことを勉強したためです。いずれにせよ、これで何ら問題なく機能を果たしています。