石川県小松市へと往復1,000キロ余り、事前に近所の旧車友人に話したら、その距離そのものが旧車にとってレースだと、折しもこの日の7月30日は鈴鹿8耐、ということで勝手に『私的耐久』としました。
往路は、なるべく人車に負担を少なくと、直近の外環三郷南ICに入り、首都高、調布、八王子、そして松本ICへと向かいました。その後、国道158号線で念願の長野&岐阜県境、標高1790mの安房峠 (旧道) 、白山スーパー林道を利用し、JR小松駅近くのビジネスホテルへと、ある意味で千葉県松戸市からはほぼ直線コースです。実際は安房峠&スーパー林道ではギア比が合わずほとんど1速だけでした。
松本以降は涼しいと思ったのが大間違い、飛騨は33度越え、スーパー林道の標高1450mの三方岩駐車場 (三方岩岳) のトンネルを超えた石川県側、眼下の雲の下に降りたら昔の最悪コンディションのラリーシーンの有様、豪雨、道路は川如く、崖側から滝のような水、反対側車線を走行、周辺の山々はあちこちに滝が出来てました。地獄絵にも思える時間でした。しかし、平地近くになり一つのトンネルを過ぎると道路は乾いてました。その後の小松市への道のりは33ー34度、100%と思われる湿度と酷なものでした。
さて、そんな往路でしたが、途中の休憩ポイントでは素晴らしい出逢いがありました。安房峠ではスーパーカブ3台、三人の若者、今朝零時に栃木県の茂木ツインリングを出発し、これから富山、新潟、福島回りでツインリングへと24時間で1,000キロを下道だけの走行、何十台か参加のプライベートの耐久イベント、先行組はすでに安房峠を通過とのことで、この三人組は遅れ気味のようでしたが、その後の結果が気になります。また、スーパー林道後の道の駅、瀬女 (せな) でも整備学校卒、今は看護士の若者とも1時間ほど話が弾みました。いずれも大いにエネルギーをいただきました。