2011年の秋、旧知の友人から「納屋に新品のミッション (3速&4速セダン用各一機) があります。もう必要ないからよろしかったらどうぞ。但し、ケースの一部解けたように無くなっています。」とオファーがありました。最初は「新品」ということなので、どうしたらよいものか、譲り受けてもいいのかと躊躇しました。しかし、気が変わらぬ内というのがこの種の話しのポイントなのでその週末に引き取って参りました。
現物を見て、どのようなものか分からなかった「ケースの一部解けたように無くなって」を自分の目で確認できました。以下の写真のようにベルハウジングのエンジンと結合する部分が3速&4速共に見事に腐食して一部溶け落ちておりました。納屋に長年置いてあったので、農薬の関係かなと現場で原因を探りましたが判りません。いずれにせよ、アルミは長年経つとこのようなことがあるのだと言うことです。表面が塩を吹いたようになっているのは要注意でしょう。
腐食したベルハウジングは、外してすぐに資源ゴミとなりました。この貴重な3速ミッション本体はその後、嫁ぐことなる「青セダン」の嫁入り道具の一つにしました。
もし、この現象に心当たりのある方はミッションなどアルミをもつ部品のチェックを!
(SE, 2015.7.26)
本ページへのコメント&意見はこちら迄 (実名表記にて) 。
Any Comments to here would be appreciated (Please Use your one name)