日野コンテッサ1300のホーン (所謂、クラクション) は、当時の今仙電機 (IMASEN) のKNIGHTホーンが装着されていた。セダンは渦巻型のKU-120、クーペはマイク型のKM-120であった。クーぺのものは所謂、当時の外車のスポーツカーによくあったボッシュなどの格好の良いものを真似たデザインであり、それは粋な計らないであり、しかもバンパーの下に外からも明らかに目視出来きた。それはミケロッティのデザインの一部にしろ、心憎い演出である。しかもこの取付位置は目論見があったかどうか定かではないが,当時の東名などの高速道路で走行時に、クラクションを鳴らすと、その音が路面に反射するのが明らかにすることが出来、その反射音で倍増する快い音色は今でも耳にDNAごとく焼き付いているのである。
されどIMASEN (今仙) 、やはり国産王者の今仙電機のKINGHTホーンである。以下は、温存している当時の日野純正のクーペ用ホーンである。、また、錆びたメッキは、今仙が一般にアクセサリー用と街で購入出来たKINGHTホーンである。
日野用のKM-120の本物の音を聴いてみよう。さすが未使用品、115dbはさすが大きいサウンド。ただ、下記のビデオサウンドでは、その迫力を再現することは難しい!
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「続」、されどIMASEN (今仙) 、当時、一般の汎用品と思われるがこんなキテレツな三連ホーンもあった。KM-115の115はどうも本体ボデーの直径を表すようで、これは115mm、KM-120が120mmということになる。
「続」、されどIMASEN (今仙) 、これは現代の80mmサイズである。今はこのように小さななもので十分な機能を果たすということであろう。
「続」、されどIMASEN (今仙) 、これは米国で発見した100mmサイズ。どうもホンダのモーターサイクルに装着されていたようだ。音色は解らない。
「続」、されどIMASEN (今仙) 。最近、ヤフーにKM-100のハイ/ローセットの出品があった。運良く、唯一の入札で誠に安価で手にすることが出来た。しかもNOS (New Old Stock) パーツである。浮いている錆は大したことはなかった。すぐに奇麗になるだろう。勿論、このラッキーなKNIGHTホーンを上記の米国eBayからKM-100を手にしたオーストラリアのオーナーへと発送した。
早速、KM-100の音を聴いてみた。小振りなだけあって軽やか目であるがやはりKNIGHTホーンの響きである。ロー側が小さい音だったので調整すればもう少し威勢のある響きになるだろう。
参考文献:
- 日野コンテッサ1300整備解説書(CONTESSA1300 MODEL:PD100 SHOP MANUAL)、昭和39年9月1日
- 日野コンテッサ1300クーペ整備解説書(CONTESS1300 COUPE)、昭和39年12月1日
- 車種別にみた部品の構造と整備、ホーン:今仙電機株式会社 (モーターマガジン、1965年8月号、P69)
(SE, Original 2012.3.10)
(改編 2013.10.29)
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