水温計の温度と指針


20090507 Water Temo Guage

メータークラスターの水温計の現物

 コンテッサ1300セダンの水温計の指針と実際の温度の関係は、1964年当時の新車当時から結構、オーナーの声として議論されており(参考文献(2))、その際に日野のサービスの回答もなされている。そのデータの背景になっている明解なものは以下のようなものである。

 実際には結構中心から左手に表示されるので低いのかと思うが80度を越えているのオーケーなのだろう。クーペの水温計は一応数字の表記があるが、おそらくこの指針表示と似た様なものであろう。

water temp indicator

誤差:60℃ ±10℃、80℃ ±10℃、100℃ ± 5℃、110℃ ± 3.7℃

【サーミスタ (センサー) について】

 GR100エンジンのヘッドについている水温センサー:サーミスタは水温計の関係は以下のようである:

thermistor 1

 サーミスタの水温に対する抵抗値の関係は以下のようである:

thermistor 2

 実機をテスターで計測してみる。以下は,エンジンを始動してない状態で、外気温と同じ程度で、水温がおよそ35度、サーミスタの抵抗値は,359オームを示す:

エンジンを停止状態、外気温と同じ程度で、水温がおよそ35度、サーミスタの抵抗値は,359オームを示すエンジンを始動して、水温がおよそ60度越えになると、サーミスタの抵抗値は,79.1オームを示す   エンジンが暖まり暖気状態で水温がおよそ80度越えになると、サーミスタの抵抗値は,45.4オームを示す

参考文献:

  • 昭和39年11月9日付け、デーラー・ノート:No.小-248
  • コンテッサ1300 整備説明書 昭和39年9月1日 及び 日野ブリスカ1300 整備解説書 昭和40年1月15日
  • 月刊自家用車、1965年5月号、座談会 - コンテッサ1300を審問する(P42-51)

(SE, 2009.4.30, Original)

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